11/13(土)SOTEシンポジウム開催報告
- 2021年12月6日
- 読了時間: 6分

ラブフォーニッポンなみなさまへ
現地活動報告をさせて下さい
SOTE シンポジウム 2021 第6回福島・伝承館会場
第6回目となるSOTEシンポジウム福島会場が無事に終了しました
今回は、東日本大震災・原子力災害伝承館(以下、伝承館)を会場とさせていただきました
伝承館では、今年3月に凧揚げやキャンドルナイトなどの追悼イベントを共催するなどしていました。参加者はシンポジウム前に、それぞれ伝承館を見学し、会場では手の消毒とマスク着用、
ソーシャルディスタンスを徹底し新型コロナウイルス感染拡大防止に努めました。
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SOTE シンポジウム伝承館2021年11月13日(土)
13:05 開会 LFN代表あいさつ
13:20 東日本大震災・原子力災害伝承館 副館長小林様ごあいさつ
13:30 いわき語り部の会 大谷慶一会長のおはなし
13:45 テーブルトーク
3つのテーブルに分かれそれぞれの自己紹介と語り部の話を聞いた感想など
14:30 休憩
14:40 トータルセッショントーク。各テーブルのグラフィッカー報告
14:50 2つのテーブルにわかれてトーク
10年間で伝えてきたこと(福島県)伝わってきたこと(県外)
15:40 グラフィックレコーディングからのふりかえり
15:50 閉会 あいさつ
今回は、伝承館での開催ということもあり、「伝える」というのが大きなテーマになりました
伝承館は、海の近くに建っています。
最上階のテラスに上がると、海を望める近さです。周辺にはあまり建物がありません。
伝承館副館長小林さんのお話
「東日本大震災・原子力災害伝承館は、2020年に開館いたしました。
原子力災害伝承館、そうした役割はここを最後にしなくてはならないと思っています。
災害は昨今、忘れた頃に…ではなく、忘れないうちにすぐにやってくるという状況になっています。
原発規制区域にご自宅がある方々は、今も自宅に入るときにはタイベックスーツを着て、
手袋をはめて向かいます。家の中の物は、袋ひとつ分だけようやく持ち帰られる、そんなことが続いています。
当館は一昨日、来場者数累計が8万人を突破いたしました。
県内外から多くの方にご来場いただいています。
未曾有の複合災害を知ってもらう、この地に訪れてもらう。
福島の復興の一助となることが大事だと思っています。
浪江町の請戸小学校にあったグランドピアノを展示しています。
多くの方に伝承館を通じて心を寄せて欲しい、そんなふうに思います」
伝承館では、1日に4回語り部の時間があります。
そこでお話しをされているいわき語り部の会の大谷慶一さんにもご登壇いただきました。
「わたしは支援をされる立場でした。わたしは被災者としてあの日に間違った行動をとりました。そして、できなかったことを伝えなければと思っています。わたしが住んでいたのは小さな集落です。そこで116人を超える犠牲者を出しました。
逃げなかったんです。津波が来ているのを知っていたのに…。わたしたちの過ち、小さな判断が大きな被害につながったことを伝えなければと思うのです」
人を置き去りにせざるを得なかった状況。大谷さんの実体験に、参加者の誰もが聴き入っていました。そして、大谷さんはこの体験を自分の中で抱え込んではいけないと、人に話すようになったといいます。話してさらけ出すこと、それが自分にとってもいいほうに働いているそうです。
そして、最後に、「日常の中で、もしものシミュレーションをぜひやって欲しい!」と強くお話しされていました。
伝承館副館長の小林さんといわき語り部の会大谷さんのお話しが終わり、グループを3つに分けてのテーブルトークに入りました。話しを聞いた感想や当時どうしていたか、などを話していきました。
下記はテーブルトークの一部です。主に被災地の福島県在住の方の声をお伝えします。
「(話しを聞いて)震災当時の体験が蘇ってきて、少し暗い気持ちになりました。海が真っ暗だった。自分から伝えることはこれまでしてきませんでした。子どもの差別に繋がるのでは?という心配などもあり…。でも大谷さんの話しを聞いて、自分も踏み出さないとならないと思いました」
「話したいという気持ちがあるものの、『いつまでも被災者ぶってるんじゃない』という目で見られるような現実。津波被害、原発被害はそれぞれの状況の違いで、補償がおりるおりないという物凄い違いがあるんです」
「今まで話せなかったことが、10年経って話そうという気持ちになりました。今年の3月に開催されたSONG OF THE ERTHのテーマに掲げられていたワンモアアクション!という言葉に突き動かされたんです。これから心の再生をしていけたらと思っています」
「言葉で言えば10年だけど、365日、一日一日の積み重ねでしかないです。でも、10年という言葉で動ける人もいると思います。自分の家は津波で流されてしまいました。もうその場所には住むことはできず、自宅があった場所には現在青果保存庫が建っています。町の政策なので仕方ないと思いつつも、目にする度に辛いです」
時間が経って伝えられる(話せる)ようになったという声が数多く聞かれました。
知っているようで、まだまだ知らない話しがいくつもあります。
100人いれば100通りの話しがあります。
そして、東日本大震災から10年が経過し、当時のことをまったく知らない世代が増えつつある現実があります。体験とともに、そこにあるストーリーを伝えていくことが大事だと改めて感じるシンポジウムとなりました。
私たちはシンポジウムを開催し続けることで10年の振り返りをして、これからのまちづくりに大切なことをまとめて提案していきたい。そう考えていました。
ですがどうするべきかを提案する前にまだまだみなさんの心の奥にしまってあること
それは被災地域のみなさんだけでなく、聞いてはいけないことなんだろうか?などそれぞれの10年があり、もっともっと話し合うこと自体が大切なのではないかと気づかされています
支援活動というものから復興支援というフェーズのためにもと考えていたシンポジウムですが
心の支援という点においてもこの活動はとても大切なものではないかと感じています
またそこに当時は幼稚園生や小学生だったという学生たちが入ることで伝承していくべきことに深さが出ていることを感じます
みなさんそれぞれに思いやりをもって話をしてくれます
自分自身に対してや家族や地域の方々への思いやり
そして聞いてくれるテーブルのみなさんへの思いやりです
綺麗事だけではないことが社会にはあるかと思います
ですが子供も大人も集まって綺麗事ではない事実に対して誠意をもって話し合っている姿にはとてもさまざまな可能性をみることができます
12月11日の月命日には郡山市にて開催を予定しています
今年最後のシンポジウムとなりますが
またみなさんが有意義な時間を共有できるように準備していきたいと思います
どうぞ
これからもよろしくおねがいいたします
一般社団法人 LOVE FOR NIPPON 代表
CANDLE JUNE
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ラブフォーニッポンFB
月命日に福島のみなさんからメッセージを授かっています。
ぜひひとりひとりの想いを読んでみて下さい。
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